
今回は、メキシコの住宅事情についてお話いたします。
メキシコでは、デパルタミエント、プリバーダ、コンドミニオ、そして一軒 家の4種類の住宅から選択することができます。
まず、一番安全と言われるのが、デパルタミエントで、日本式に言えばアパ ート、又はマンションのことです。何棟かの建物と、大きな庭やプールなどの 公用部分を含めた土地を高い塀がぐるりと囲んでいます。規模が大きくなると、 ジムやスカッシュのコートやテニスコートも付いていて、いつでも使えるよう に手入れが行き届いています。
プリバーダは、中は一戸建の家が並ぶ普通の町並みですが、町全体の入口と なる道路を鉄の扉で閉鎖して、そこから出入りするようになっています。クエ ルナバカにある3ヵ所のゴルフ場の周りもプリバーダになっていて、住人は自 家用ゴルフカートで、好きなときに、自分の家の庭の延長のようなゴルフ場で ゴルフを楽しんだりしています。
次に、コンドミニオと呼ばれる集合住宅があります。例えば、我が家のある コンドミニオには、12軒の家が長屋式に庭をぐるりと囲んでいて、それぞれ 4LKに使用人用の部屋という構成です。12軒あっても、常時住んでいるの は数軒だけで、あとは、メキシコ市のお金持ちの週末用の別荘ですから、普段 は静かなものです。逆に、夏休みなどには、子供たちの群れが遊びに来て騒々 しくなるので、私達が旅行などで逃げ出すことになります。
最後に通常の一軒家です。どのタイプの住宅も、高級になると門扉に警備員 が睨みをきかせて、よそ者の出入りを見張っています。しかし、一軒家の場合 は、個人で警備員や庭師を雇うなどの手間が多く、非常に面倒です。安全性の 面から、派遣社員が一軒家に住むことを許可しない日系の会社もあります。つ い最近、知り合いのメキシコ人が、留守の間に、家の中のものを一切合財盗ま れて、茫然としていました。留守の間も、夜になると自動的に点灯する装置を 付けるとか、工夫と気配りが必要になります。
その点、我が家の場合、私達の住んでいるコンドミニオはあまり高級とは言 えず、警備員はいませんが、その代わり、規模が小さいので、住人同志がごく 親しく、互いに目が行き届いていて、留守にするときや夜間など安心して生活 できます。個人的には一番お薦めの住居形式です。近所付き合いを面倒と思う 人には、あまりオススメではないかも知れませんが、メキシコに住んで、最低 限のスペイン語で、最低限の社交性を維持するのには、このようなこじんまり した集団が、とっかかりとしては最適です。
借りるときの注意事項としては、まず、大家さんか管理人さんが、近くに、 少なくとも、クエルナバカに住んでいることが大事な条件です。大家さんがメ キシコ・シティなど遠方にいると、修理が必要な時など、なかなか話が進まな い場合があります。
また、賃貸料がドルかペソかも確認する必要があります。ペソで生活をし、 ペソで予算をたてている場合、ドル建てでは為替によりかなりの変動がある事 もあり、生活への影響が大きいでしょう。
また、街に不動産屋があふれていますが、ちょっと歩くと「VENDE(売 り)」、または「RENTA(賃貸)」の看板がみえますから、街の雰囲気など、 当たりをつけてから不動産屋を訪れることをおすすめします。クエルナバカ内 でも、高級住宅街は、値段も高級ですから、要注意です。
家賃は、最低で3,000ペソくらいから、上は????。集合住宅は家賃の他に 家賃に見合った管理費が必要です。