#3.クエルナバカ・タウン・ガイド
今回は、POZORELIA(ポソレ屋)の「El Barco」をご紹介しま
す。ポソレは、タコスやタマーレスと並ぶ、メキシコの庶民の味で、お正月料理
と言う人もいますが、その割りには一年中食べられて手軽、美味しいことも保証
つきです。
エル・バルコ       ポソレとコロナ(ビール)

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ポソレは、元々は、ゲレロ州(アカプルコやタスコがある州)やハリスコ州(グ
アダラハラがある)の料理ですが、現在は、全国で食べられる家庭料理です。し
かし、その作り方は手間を要し、時間もかかるので、若い主婦が家で作ることが
少なくなっているようです。

ポソレのスープには、基本的に、豚や鶏を煮た肉汁をつかうブランコ(白色)と、
調理の課程で加える材料によって、ベルデ(緑色)とロッハ(赤色)などがあり
ます。ベルデには、メキシコ産の緑色のトマトと緑色のチレ・セラーノ(唐辛子
の一種)が入っており、ロッハには干した赤唐辛子(チレ・アンチョ)が入って
います。非常に辛いので、初心者には、ブランコをお薦めします。

また、El Barcoでは、平日のメニューにはブランコしかなく、ベルデと
ロッハは、週末のみに注文可能です。

ポソレというのは、とうもろこしの一種で、カカワチントルという、とうもろこ
しより大粒の実を使います。このカカワチントルを石灰を入れたたっぷりの水で
やわらかくなるまで煮ます。やわらかくなったら、皮と付け根の部分の硬い所を
丁寧に取りのぞきます。と、この工程が非常に面倒なのですが、現在はスーパー
で、ここまで用意した冷凍ポソレが袋に入って売られています。

皮を取りのぞいたカカワチントルを、更に、玉葱とにんにくと一緒に煮ると、ポ
ップコーンのように、花開くのです。

このスープに、別鍋で煮た豚か鶏肉のほぐしたのを入れて出来上がりです。しか
し、豚肉を使う場合、頭や足なども一緒に煮るし、鶏肉を使う場合も、鶏足もい
れます。それが、コクと旨味の秘訣のようです。

一人用の土鍋で食べますが、土鍋にGRANDE(大)とCHICO(小)があ
り、かなり量があるので、CHICOで充分でしょう。

注文するときは、例えば、ポソレのブランコ、CON POLLO(鶏肉入り)
CHICOと、言います。SPECIALでと言うと、アボガドが入って更に美
味しくなります。

別の皿に出てくるきざみ玉葱、きざみレタス、薄切りのラディッシュを好みに応
じて入れ、オレガノ、粉唐辛子、レモン汁などをかけて食べます。

付け合わせとして、チチャロン(豚の皮を揚げたもの)、トルティージャ・ドラ
ド(揚げてぱりっとしたトルティージャ)などを注文するのもよいでしょう。

セントロのRAYON通りにあり、外から客席が見えますが、そこは2階で、入
り口を入って階段を下りたところが一階です。にぎやかな通りですので2階の道
路に面した席に坐って、通りを歩く人を眺めながら、あるいは、歩く人に見られ
ながら、食べるのがおすすめです。

お店は、昼間から夜遅くまで開いていていて便利、鍋を持って行くと、お持ち帰
りもできます。付け合わせや飲み物と併せて注文しても、一人50ペソくらい。
経済的で、美味、しかも健康的です。

メキシコを慌ただしく旅行する人の中には、時差ボケで胃が疲れている上、美味
しいけれどヘビーなメキシコ料理に、消化不良でお腹をこわす人も多いようです。
また、旅の途中で、タコスの匂いにうんざりする向きもあるようです。そんな時、
さっぱりして消化の良いポソレをどうぞ。

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