「クエルナバカの碧い空」第29号
#1 クエルナバカ紹介 − モレーロスの記念碑 MONUMENTO A MORELOS
9月16日はメキシコの独立記念日です(第17号#4トピックス参照)。独立の
父であり、かのグリト(叫び)で有名なMIGUEL HIDALGOはESTADO DE HIDALGOイ
ダルゴ州に名を残し、独立戦争英雄の一人VICENTE GUERRERO は、アカプルコや
銀の街タスコのあるゲレロ州に、そうして、もう一人の英雄JOSE MARIA MORELOS
Y PAVONは、クエルナバカのあるモレーロス州の名前となって、人々の記憶に残っ
ています。

モレーロスは、例えば、第13号#1クエルナバカ紹介にあるモレーロス庭園にも
巨大な石像がありますが、今回は、クエルナバカ市を離れ、メキシコ・シティDF
とモレーロス州の丁度境界線上に作られた、モレーロス州の玄関番とも言うべき銅
像の立つ記念碑を紹介します。
学校の遠足でも名所となっている

(クリックで拡大)
モレーロスは、1765年、MICHOACAN州のVALLADOLIDOに生まれました。この地は、
現在、モレーロスに因んでMORELIAと呼ばれるミチョアカン州の州都です。農民だ
ったモレーロスは、後にイダルゴと知り合って独立運動に加わり、メキシコをスペ
インの奴隷状態から解放すべく、特に、ゲレロ州やモレーロス州など、中部から南
部で活躍しました。少人数の軍隊で激戦を勝ち抜く才能を発揮したため、RAYO DEL 
SUR「南部の光線」と呼ばれましたが、結果的には、メキシコの独立を見ることな
く、スペイン軍に捕まり、1815年銃殺刑に処せられました。

この記念碑は、メキシコ市とモレーロス州の境で、峠の尾根からモレーロス州の針
葉樹林帯に下るその斜面が始まるところにあります。メキシコから高速道路を飛ば
して峠に近づき、「メキシコ市が終る」という標識に続いて、「モレーロス州が始ま
る」という標識があると間もなく右手に見えます。

銅像の作者は、エルネスト・タマリス、エドアルド・タマリスと、アルテミオ・シ
ルカで、馬上のモレーロスは、モレーロスにより解放され、彼の功績を今も称えて
やまない、モレーロス州を眺めるように立っています。

モレーロス州とメキシコ市の境界線は、元々は、征服者エルナン・コルテスの領地
として定めたもので、モレーロスの銅像は、当時は境界を示す石碑が置かれた場所
に立っており、コルテスの時代からの旧街道と、現在の高速道路との間に位置して
います。急に、森の木々の色が濃くなるモレーロス州に入って、ちょっと一休み。
車を降りてモレーロス氏とご対面するのはいかがでしょうか。

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バックナンバー
#1 クエルナバカの位置、高度
#2 クエルナバカの歴史
#3 峡谷の町、クエルナバカ
#4 常春の街、クエルナバカ
#5 モレロス州紹介
#6 カテドラル(大聖堂)
#7 コルテス宮殿
#8 ボルダ庭園
#9 ブレイディ博物館
#10 セントロのソカロ
#11 角屋(Sumiya)の歌舞伎座
#12 テオパンソルコのピラミデ
#13 モレーロス庭園
#14 マキシミリアーノの家「薬草植物園」
#15 小さな写真博物館 “El Castillito”
#16 シケーロス工房
#17 MERCADO DE ARTESANIA (民芸品市場)
#18 ホームページ1周年記念号 MERCADO(中央市場)
#19フランシスコ会派修道院と野外聖堂(千年祭コンサート)
#20 クワウナワック博物館
#21 観光電車 TREN TURISTICO DE CUERNAVACA 
#22 モレーロス芸術院 
#23 HOTEL LAS MANANITAS
#24 カルバリオ「十字架の道」
#25 メルチョ・オカンポ公園
#26 モレーロス州庁舎
#27 ラス・カサスの小路 CALLE LAS CASAS
#28 クエルナバカ市役所 AYUNTAMIENTO/PALACIO MUNICIPAL