人通りや交通量も多いネツァウァルコヨトルNETZAUALCOYOTL通りは、元々はカテド
ラルの敷地に含まれていたもので、クエルナバカでも最も古い町並みのひとつです。
ホテルは、ブレイディ博物館(HP第9号#1参照)の向かいにあって、すぐ近く
には長距離バスのPULLMAN DE MORELOSのセントロ・ターミナルもあり、また、何軒
か先にはセントロの安ホテル(HP第31号#3)で紹介したHOTEL JUAREZもあって、
中心街特有の雑多な喧騒に囲まれています。
そんな通りに面して静かに扉を閉ざした家並みは、不思議なコントラストを際立た
せ、しかも厚い扉の奥には、俗世間を忘れさせるような住まいがあって、外からは
想像を絶する時間と空間が、通りのものと同じとは思えない澄んだ青空の下に広が
っています。18世紀に建てられたこれらの家々は、コロニアルCOLONIALの名前
の通り、植民地時代の歴史だけでなく、伝統や家具までもそのまま残り、中に立て
ば、当時の領主様の優雅な生活を覗き見た気分になるのです。
通りに面して厳重に錠前がかけられた扉が開いて、ホテルに一歩足を踏み入れると、
レセプションと応接間のような広々とした空間の向こうにプールのある中庭が見え
ます。レセプションの横には、地下に潜る階段があって、奥には薪が積まれていま
す。13しかない部屋はそれぞれに趣が異なり、領主様の家族の誰がどの部屋に住
んでいたかに思いを巡らされます。二階のテラスに立つと、わざとらしいほど真ん
丸な月が光って、これは領主様どころか、一気に公爵夫人になった気分に浸れます。
寝室の他に、居間、クローゼット、別室、浴室にサウナのついた部屋もあり、各部
屋とも、寒々とするほど広い空間を持っていますから、クエルナバカには珍しく暖
房が必要です。そんな時には、部屋の片隅の暖炉に火を入れましょう。薪をたっぷ
り積み上げて火を付ければ、心も体も溶けて流れるようなリラックス気分。たまの
旅行には、こういう贅沢を自分にプレゼントするのもオツなものです。
もっとも、なにぶんにも古い建物ですから、既に角の欠けた扉は鍵がかかりにくく、
暖炉の火が消えると、窓やドアの隙間から外の涼しい風も入ってくるし、水が止ま
ったり、時には暖炉の煙突が詰って煙が室内に流れ込むという事態が起きない保証
はありません。しかし、大丈夫。こんな高級ホテルには不似合いなほど若い従業員
たちが、呼べばあっという間に何人か駆け寄ってきて、問題解決に向けて最大の努
力をしてくれます。彼等、従業員達と友達になっておけば、色んな面で融通が利き、
滞在はもっと楽しいものになるでしょう。
まだ開業して一年ちょっとというこのホテル、最高級の部屋は1日US$200.-、
食事は朝食のみ。セントロのこんなホテルで一泊でも贅沢をしてみてください。朝
食以外の食事は、セントロに安レストランがいっぱいあり、しかも、安いほどメキ
シコ人が好んで食べる美味しい料理が食べられます。
CASA COLONIAL CUERNAVACA
NETZAUALCOYOTLE #37, COL. CENTRO
TEL: (7) 312-7-33 FAX: 310-03-95
HP: http://www.tourbymexico.com/ccolonial
E-mail: hotelcasacolonial@hotmail.com