「クエルナバカの碧い空」第34号
#5 訪問者紹介 − 古川あゆみ さん
昨年7月の第27号のこのページに登場してくれた古川あゆみさんが再登場です。
当時はクエルナバカでスペイン語を勉強する学生さんでしたが、その後、様々な試
練が彼女を襲い、沢山の経験を積んで、更に逞しくなりました。恐れを知らないあ
ゆみさんの行動力に脱帽。彼女のHPも、いよいよ快調です。
古川あゆみ さん

クエルナバカのスペイン語学校
IDEALの屋上は景色抜群

ここは1月大雪の川崎
クエルナバカより寒い、でも
トルーカより暖かい(?)

(クリックで拡大)


では、あゆみさんから一言:     こんにちは。2回目の登場の古川あゆみと申
します。メキシコで念願の就職を叶えたところだったのですが、日本の親の病気発
覚ということで、考えた末、昨年末帰国いたしました。今年は親孝行に徹し、でも
それを口実に両親を連れてメキシコ旅行に来ようかな、などと企画しています。そ
の後、中米を回れたりしたら、尚よしっと・・・。

昨年末までは、メキシコシティからバスで1時間ほど北のトルーカという町で働き、
生活しておりました。ここの冬がもう、半端じゃなく寒いんです! では、今回は
その『寒いぞっ、トルーカ』のお話しです。

*****

メキシコというと、「太陽の国」というイメージで、いつでも暑いと思っている人が
多いようだが、気候は場所によってかなりちがう。基本的には、より赤道に近いの
で、「暑い」という考えでいいのだが、要は標高によって変わるのだ(特にメキシコ
中部は)。

私の住んでいたトルーカという町は、2600mあるので激寒(冬は)、メキシコシ
ティ:2000mで寒い(日本の冬よりは暖かい)、クエルナバカ:1500mで初
夏のような気候、アカプルコ:0mで常夏、といった具合。ここトルーカがどんなに
寒くても、車で1時間半のクエルナバカに行けば、半袖で過ごせて外で泳ぐことだっ
て可能。5時間かけてアカプルコまでいっちゃえば、真夏気分で汗ダラダラ。こう
やって、気候を選べて動けるところが、メキシコのいいところかもしれない。そんな
わけで、11月からは、毎週末、寒いトルーカから逃げるように旅行を繰り返してい
た。

[暖房は蛍光灯]

トルーカの冬はメチャクチャ寒い。気温的には、日本の冬よりほんちょっと暖かいか
もしれない。でも、ここの一般家庭には、なんと暖房というものが存在しないのだ!
これは耐え難い! 半端じゃない、本当に。家にいても、自分の体温より暖かいもの
が存在しないのだから、暖まりようがない。ビルヒニア(ホストマザー)も、私が会
社から帰ると、首から足先まで毛布で自分の身体をすっぽり覆って、ソファーの上で
じっとテレビを見ている。

ビルヒニア:夜、部屋の電気をつけっぱなしにしといたら?
私:        何で?
ビルヒニア:明かりで少し部屋が暖まるんじゃないの?

そういう問題じゃない! 2月くらいまでは寒いというのに、毎年なんでこれで耐え
ていくのだろう。

[意味不明のアルコールマッサージ]

また、「これで身体を温めなさい」と、消毒用アルコールをもらった。これで、手足
をこするとポカポカするという。自信満々に、「私もこれで温めている」と、自分の
アルコールのビンから、500ミリリットルの空きペットボトルに少し移し変えてく
れた。このアルコールって、注射の前などに脱脂綿にひたして、これから針を入れる
ところを拭くものでしょ?(確かにその臭いがする) ヒヤっとして、体温下がるん
じゃないの? 意味不明。彼女の親切はとてもありがたいけど、敏感肌のこともあっ
て、まだ試していない。

そして、これだけは絶対気をつけようと思っていたのに、ベッドサイドの机の上に、
水の入ったペットボトルとアルコールのを並べていたら、見事に間違えた。幸い、飲
んでしまったわけではなくて、ラーメンを食べようと、電気湯沸し器になみなみとア
ルコールを注いだところで気付いた――。湯沸し機能しかないのに、強引に麺を茹で
ようとイケナイことを考えたのが、災いしたのかもしれない。危ない、危ない。

[耐え難く寒い冷蔵庫部屋]

私の部屋が特に寒いような気がするので、原因を考えてみた。角部屋で大きな窓が二
面あって、本来はそれで部屋が明るくなって暖まっていいのだが、この場合、夜、ガ
ラスから冷気がまともに伝わってきて、寒いの何の! 冷蔵庫にいるようである、大
げさでなく。窓にはレースの薄いカーテンしかかかっていなくて、しかも北と西向
き。最悪だ。

さて、実際どれほど寒いかというと、夜寝るときは、長袖4枚(オバシャツ、長袖T
シャツ2枚、フリース)、下はストッキングにジャージにくつした。シングルベット
の周囲から冷えがやってくるので、中央にできるだけ小さく丸くなっている。毛布は
3枚重ねにしてもらっているが、それでも寒い。最終兵器の羽毛の寝袋は、私の最後
のヨリドコロ・希望〜今よりもっと身体を暖められるものは持っているんだぞぉ〜と
して、とりあえず出せずにいた。

こんな感じで、会社から部屋に帰ると、まずベッドに直行。ただ部屋にいても寒いだ
けだから、あわよくば、寝て寒さを忘れる。シャワーを浴びても、後で冷えが倍に
なってやってきて、その後パソコンなど手がかじかんで何もできなくなくなるから、
冬場は朝浴びていた。それでも、朝、どんなに急いで忙しく行動していても、冷えは
必ず襲ってくる。冷え切ったまま会社に行き、復活できなくてロングコートを着たま
ま仕事していることもしばしば。

トルーカの春はまだずっと遠い。

★もちろん、ストーブを買うことは可能。ただ、石油ストーブは燃料を買うのが面倒
だし、電気ストーブは電気代がものすごくかかり、ホームステイの場合光熱費のシェ
アがしにくい、ここにいつまで住むかわからないのにそんな投資は・・・、といった
具合。でも、ショッピングセンターに行くと、必ずストーブの値段を確かめてしま
う。電気ストーブで、3500円くらいから。

*****

上記のような、実際に体験したメキシコ生活アレコレを、メールマガジンとして発行
しています。興味のある方は、下記のアドレスからどうぞ。

http://homepage1.nifty.com/Mercado/mexico/mailmaga.htm

ではまた。

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