-呑気家族のメキシコ移住計画-
出版:近代文芸社
石田 かり・著
                         「クエルナバカの碧い空」第44号
#6 本の続編 − 日本メキシコ学院リセオで講演;おまけの話:2001年総括
2001年も終わりに近づいて、とても大きな初体験をしました。講演を依頼されたの
です。日本メキシコ学院LICEOは、日本コース、メキシココース合わせて1000人以
上の生徒さんが学ぶ、施設も教授陣も非常に充実した学校です。私たちは、クエルナ
バカに住んでいる関係で、今まであまり深いお付き合いはありませんでしたが、ある
時、トラヤカパンの黒沼ユリ子さんのCASA DE VIOLINに招かれて行ったときに、リ
セオの校長先生たちやご家族にお会いして、読売新聞の衛星版に書いている私のエッ
セイをみなさんが読んでくださっていることを知りました。それが縁で、講師として
お招きいただくことになったのです。

「外部講師を招いた進路指導講座」、「ようこそ先輩」と題する講演は今回が9回目で、
生徒さんたちにとっては慣れたことのようでしたが、私は大変なあがり症で、人前で
話をするのが滅茶苦茶苦手、何週間も前からドキドキでした。緊張のあまり手足が震
え声が震えるのは覚悟の上で引き受けましたが、1時間弱の講演、生徒さんたちのレ
ポート発表、私たちがコーディネートしたテレビ番組のビデオ鑑賞と、何とか無事に
終えることができただけでなく、思いがけなく楽しい時間を過ごすことができました。

この日は、日本人中学生28名に対する進路講座だったので、エッセイストとして、
またコーディネータとして常に考えている、「メキシコの良いところを日本にいる人
々に知ってもらおう」というテーマでお話しました。
緊張しましたが楽しかったです  生徒さんは飽きずに最後まで熱心に聞いてくれました
(クリックで拡大)
何せ、本を出版したのも、新聞にエッセイを書くようになったのも、コーディネータ
の仕事などが舞い込んでくるようになったのも、メキシコという国に住んでいるから
こそ実現したのですから、私がメキシコを好きになるのも、メキシコに感謝するのも
当然のことです。せっかく、メキシコで勉強している日本人生徒さんたちにも、メキ
シコの良いところをたくさん知って欲しいと思ってお話したのですが、クエルナバカ
という地方都市と違って世界最大の、そしてちょっと危険な都市メキシコシティに住
んでいる生徒さんがメキシコをどう思っているか心配でした。しかし、生徒さんたち
のユーモアあふれるレポートを聞かせてもらったら、やっぱりメキシコが好きなんだ
とわかって、嬉しくなりました。

講演の後、しばらくしてから、生徒さんたちから感想が送られてきました。若い人た
ちのユーモアあふれる感想を読んで、また感動しました。せっかくのスペースですか
ら、ここに掲載したいと思います。これが私の講師初体験の成果です。

◯メキシコの新しい一面が見れて、よかったです。コーディネーターという職業がた
いへんだということをはじめて知りました。これからも頑張って下さい。

◯メキシコを取材してとった日本の番組がとってもおもしろかったです。僕もメキシ
コが大好きです。そのために、もっと日本人にメキシコのことを知ってもらいたいで
す。

◯石田かりさんとは考え方がいろいろ同感でした。また、エッセイストだけあってお
話は長かったですね。しかし、話の内容はおもしろく、退屈しませんでした。今回は、
いろいろとありがとうございました。

◯今回の「ようこそ先輩」はとてもおもしろかったです。特に、テレビ作製の陰には、
たくさんの人たちの協力があることに、私と友達はとても感心しました。番組の最後
に「石田かり」さんの名前があってとても驚きました。(あたりまえのことだけど)。
また、テレビの取材の話など、とってもおもしろかったです。今度、HPを見てみた
いです。今回は本当にありがとうございました。

◯私は生まれたときからずっとメキシコに住んでいますが、「メキシコのよいところ」
なんて、一度も考えたことはありませんでした。でも、今回、石田さんのお話を聞い
て、「メキシコのよいところ」について、考えることができて良かったです。これか
らももっとメキシコのよいところを見つけていきたいと思います。

◯石田かりさんの授業でメキシコ人のよさを「詳しく」しることができた。メキシコ
人が親切なことは前から知っていたけど、それがキリスト教に由来しているとは思わ
なかった。ビデオもおもしろかったし、石田さんはいい仕事をしていると思った。

◯石田さんの話を聞いて、日本人にはもっとメキシコのことを知ってほしいと思いま
した。そして、これからも、メキシコのことを日本の人にしっかり伝えて、日本人の
誤解を解いていっていってもらいたいです。

◯石田さんの話とビデオによって、メキシコのことがよくわかった。メキシコのメル
カードについてもわかったのでよかった。

◯私の経験でも、日本からメキシコに来た友達は、メキシコにはサボテンとソンブレ
ロをかぶったおじさんしかいないと思っていた人が多かったです。だけど、石田さん
に見せてもらったビデオには、メキシコの良いところが多くのっていてよかったです。
他の番組では、メキシコの貧しさを強調しているものが多いのですが、石田さんみた
いな人がいるかぎり、メキシコはいい国だと思ってもらえるでしょう。

◯メキシコの人たちのいいところがあらためてわかった。取材班の人とうまくいかな
いことがあるといわれていたので、たいへんな仕事なんだなあと思った。

◯石田さんの楽しい話が聞けて、とてもいい経験になりました。コーディネーターと
してのお仕事はすごくつらいことであったり、楽しかったりすることを実感しました。
それから、見せていただいたビデオもすごくおもしろいなあと思いました。どうもあ
りがとうございました。

◯メキシコにはいいところがたくさんあっていいなあと思いました。お話もとてもお
もしろかったです。最後のビデオもとてもおもしろかったです。

◯石田さんは、日本とメキシコの役にたつことをしていてすごいと思いました。それ
に、日本人でありながら、メキシコ人の性格を知っていて素晴らしいですね。

◯取材の打ち合わせをしていてもダメといわれることがあるのはたいへんだと思いま
した。そして、ビデオは内容がすごくおもしろくて、ノパールやチレの量にもびっく
りしました。そういう仕事をやっている石田さんはすごいと思いました。これからも
頑張って下さい。

◯今まで「エッセイスト」という仕事はあまり知らなかったので勉強になりました。
私も文章を書くのが好きです。自分の才能を生かせる仕事なんでいいですね。いろい
ろ勉強させていただいてありがとうございました。

◯石田さんは、「いつも家にいるので話すのは苦手で・・・」といわれていましたが、
あれだけ記事が書けるのなら話すことは心配ないと思います。ビデオはとてもおもし
ろかったです。

◯「すべてなんとかなるさ」ということをお話から感じました。

◯僕はこの授業でメキシコ人の優しさを学びました。石田さんの職業は、メキシコの
良いところを日本の人に教えることができるすばらしいものだと思いました。

◯石田さんの話を聞いて、日本人の勝手な考え方を知った。とくにメキシコの女性に
アンケートをするとき、白人の金髪の人でなくてはならないという考えかたにおどろ
いた。他にも驚かされることがいっぱいだった。今回は本当にありがとうございまし
た。

○今回の「ようこそ先輩」はすごくためになったと思う。メキシコ人の性格と日本人
の性格の違いについて、メキシコ人はのんびりしているけれど、日本人はせっかちだ
と思う。メキシコだと少しくらい時間に遅れたといって、怒っても疲れるだけだから。
少しのんびりしているメキシコ人の方が僕は好きかも・・・(僕もメキシコ長いし)

○メルカードで買い物をしたことはあるけど、裏の話しはよく知らなかった。石田さ
んのおかげで良くわかった。

○メキシコの人が庶民になるほど人助けをしたり、明るくおしゃべりなのは知ってい
ますが、細かいところまで良くわかりました。(それと、日本の満員電車は、話さな
いのではなく、話せないのです。)

○石田さんの話を聞いて、メキシコは日本からあまりよく思われていないことを知り
ました。でもメキシコには良いところがたくさんあります。日本人はそのよいところ
をもっと知った方がよいと思います。

○石田さんの話を聞いて、メキシコの巨大市場のことと、ノパールの作り方、筒みた
いにする盛り方、料理の仕方まで学ぶことができました。メルカードや農家の人があ
んなに苦労して売っているのだから、もっと買ってあげた方がいいなと思いました。

○石田さんの授業を受けてとても夢のある仕事だと思いました。メキシコで活躍され
ていて素晴らしいと思います。今度は世界をまたに掛けて頑張って下さい。

おまけの話: 2001年総括

2001年はコーディネータの仕事、子供たちの独立、「民宿かず」、手術や入院、講
演と、新世紀にふさわしく新しい経験をいろいろしました。#2の文化情報でも書い
たように、私は現在、教会のコーラス・グループに入っているので、クリスマス・コ
ンサートの巡業の真っ最中。こういう風に一年を締めくくるのも初めてのことです。

ニエベがいなくなったことや、テロ事件、戦争など悪いニュースもいっぱいありまし
たが、雅子様の愛子ちゃんご出産で一年を締めくくれたのはめでたいことでした。

2001年はホームページご愛読ありがとうございました。心弾むクリスマス・シーズン
と、益々ハツラツの新年を迎えられることをお祈りいたします。2002年もよろしく!
ESPERAMOS QUE TENGAN FELIZ NAVIDAD Y PROSPERO 2002!

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バックナンバー
#1 「運転しよう」から:何でもありのメキシコ式運転
#2 「猫」から:猫の獲物はどうする?
#3 「免許証」から:ここでは買うんです
#4 「仕事をしよう」から:押し掛け助手は大活躍
#5 「仕事をしよう」から:コンサート後のご馳走
#6 「仕事をしよう」から:黒沼邸でのミニコンサート
#7 「スペイン語」から:無口な日本人
#8 「免許証から」から:車の所有税
#9 「クエルナバカ」から:蜂鳥
#10 「猫 パートII」から:捨て猫アナスタシア
#11 「猫穴」から:アメリカ・ドライブ・転々旅行
#12 「女性」から:老化現象と更年期障害
#13 猪俣猛作曲「クエルナバカの碧い空」
#14 日本へ一時帰国しました/その他
#15 運転したら事故はつきもの
#16 私たちの夏休み日記
#17 最近の感動:みんな生きている!
#18 ホームページ1周年記念
#19 仕事人「かり」
#20「葛飾諏訪太鼓」の日々
#21 クエルナバカから謹賀新年
#22 薬の話
#23 社交サロンの話
#24 夏時間、ク日比較アンケート
#25 母は強し
#26 我が家のガーデニング
#27 選挙裏話と日ク比較
#28 国際ピアノ・コンクール
#29黒沼ユリ子さん邸CASA DE VIOLIN増築祝い−ペット・ロス症候群
#30 2周年記念・シドニーオリンピック・おまけ「スキャンダル」
#31 我が家に棲みつく魑魅魍魎、おまけの話「無料電話」
#32 私達のSEXENIO、おまけの話「歌のクラス」
#33「CREA」取材のコーディネータ初仕事、おまけの話
#34「日本週間」、おまけの話「コーディネータ、プロ宣言」
#35 ニューヨークの白い空、おまけの話「夏時間」
#36 巣立ちの夏 、おまけの話「民宿 かず」
#37悲しい話、おまけ:雑誌TITLE
#38健康に自信がありますか?;おまけの話:TELECABLE INTERNET
#39  コンサート・デビュー;おまけの話:テレビ番組の取材
#40  夏休み病気特集第二弾;おまけの話:テレビ番組の放送日程
#41  我が家の独立記念日、おまけの話:アメリカ・テロ事件
#42  続編:独立記念日、おまけの話:テロ事件のメキシコの反応
#43  犬を買いませんか? おまけの話:イダルゴ州の温泉

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