メキシコに初めて来た頃、セントロ付近にESCRITORIO PUBLICOと看板を掲げた店
がいくつもあって、どんな仕事をするのかしらと不思議に思ったものです。いくら
非識字率が高いと言っても、今もラブ・レターを代書屋さんに書いてもらっている
人がいるとは思えません。
オフィスとも言えないような店先におかれた古色蒼然たる手動式のタイプライター
を見て、この商売は先が長くはないだろうとも思い、いつも通りかかるたびに、店
の中でおしゃべりしている女性達を観察したものです。そのうち、インターネット・
カフェが街にあれあれと言う間に繁殖して、更にその存在が危うく思われたのにも
関わらず、出来ては消滅するレストランなどと異なって、なかなか健在です。
しかも、イダルゴ通りとネツァワルコヨトルの角には3,4軒の代書屋さんがあっ
て、中にはコンピュータを導入して、近代化したお店もあります。そこで、代書屋
さんに、直接、仕事の内容を尋ねて見ました。