メキシコ・シティ在住の中村さんがTENANGO DEL AIREのパン屋さんのことを教えて
くれました。オアステペックOAXTEPEC−ソチミルコXOCHIMILCOの旧道を行くと、テ
ナンゴ・デル・アイレTENANGO DEL AIREという小さな村があって、他は何もなのに、
夜中までお客さんが絶えることがないという人気のパン屋さんがあるんだそうです。
テナンゴ・デル・アイレはもともとテナンゴ・デ・テポプラと呼ばれていたのを、時
の大統領ポルフィリオ・ディアスPORFILIO DIAZが1820年に訪れたときに、乾季に
風が舞っているのを感じて、変更させたのだそうです。スペイン語ではAIREは空気
だけでなく「風」も意味します。標高約2300メートル、風も爽やかな、のんびり
した田舎町です。
メキシコはどこでもパンは美味しいのですが、そんな田舎町で、美味しいパンが食べ
られるとあって、早速、ドライブがてら行ってきました。テナンゴ・デル・アイレは、
モレーロス州を抜け、メキシコ州ESTADO DE MEXICOのフチテペックJUCHITEPECとい
う町から、更に田舎道を入ったところにありました。クエルナバカからは約2時間か
かります。しかし、その甲斐はありました。
キオスコや時計台のあるセントロのソカロをぐるりと一周すると、メルカドや食べ物
の屋台などが並ぶ一角の反対側にパン屋さんはありました。他とはちょっと趣の異な
るアンティークな雰囲気の洒落た店構えで、中に入ると、右側が銀行の小さな格子の
窓口とチーズ売り場とパン売り場、左手のスペースは10くらいのテーブルが並ぶカ
フェテリアになっていて、人がワサワサしている割には落ち着いた雰囲気です。
私たちは現地の人々に混じって、パンとチーズを買い、左手のカフェテリアでカプチ
ーノを注文して、買ったばかりのパンを食べました。パンがとても大きいので、よっ
つもパンを買ったのに、食べたのは二人でたった一個。ナッツや干しブドウやドライ
フルーツが入っていて、パン生地ももっちりと香ばしい。さらに、家に帰ってから食
べたチーズが美味しかったこと!