
![]() -呑気家族のメキシコ移住計画- |
出版:近代文芸社 石田 かり・著 |
「クエルナバカの碧い空」第73号 #6 本の続編 − 豆製品料理教室、 おまけの話: またも会計係ある日、女性向けのラジオ番組を聴いていたら、ナレーターの女性が、「日本の女性 は豆製品、特に豆腐を多く食べているから更年期障害にならない」と言っていました。 コーラス仲間のテレに、「日本人女性って更年期障害にかからないの?」と聞かれま したから、この手の番組を聴いたのでしょう。他の友達によると、テレビで有名な女 優の「豆腐が大好き」発言があったそうです。自然食品の店でも豆腐を売っているし、 大豆から豆腐を作る人もいるそうですから、効果は知れ渡っているようです。 日本人女性が更年期障害にならないとは限らないし、メキシコ人女性だってとっても 元気だけれど、糖尿病が国民病といわれるメキシコでは、もっともっと健康な食事を することが必要だと、常に私は思っていて、なんとか洗脳したいとお節介にも思うの です。先日、バスの中で隣合わせた女性が、「日本にはどんな野菜があるの?」と聞 くから色々列挙して、その後、反対に、「あなたは毎日どんな野菜を食べいるか」と 聞いたら、彼女が挙げた野菜は、トマトと玉ねぎだけ。それ以上、思い出さない!も ちろん、もっと食べているのでしょうが、実際に野菜不足なのは確かです。マーケッ トに行けば、色の濃い野菜が山積みのメキシコで、これは本当に勿体無いことです。 私の友人達は、少し年齢層が上で、健康には気を配っている人ばかり、野菜も一般の メキシコ人に比べると食べているほう。また、隣人のサリータは医者に豆乳を飲むよ うに勧められたし、ヒルダは、うちで食事をしたときに出した春雨がとても気に入っ て、どういう料理方法をするのか、前から、教えて欲しいと言っていました。コーラ ス仲間のベルタは、私が、このHPでも紹介したドイツ人経営の店、オクトーベルフ ェストOCTOBERFESTOに豆腐が売られていると言ったら、一緒に行って欲しいと言うの で、店を案内してきました。 ベルタは、買った豆腐を潰して、パンに塗って食べると言うので、「そんな食べ方は 聞いたこともない」と言ったら、「それじゃ、どうやって食べるのか教えて」…と。 私は料理はあまり上手ではないし、好きでもないので、今まで日本料理を教えて欲し いと言う人は何人かいたのに断ってきました。でも、豆腐料理なら大丈夫。だって、 冷奴なら、切って醤油をかけて、ハイ出来上がり。こりゃ簡単と、料理教室を開くこ とにしたのです。でも我が家の台所は狭いので場所がないと嘆いていたら、ベルタが 自分の家の大きい台所を提供してくれることに。そうなると、何人か集めたほうが良 いし、料理も何品か…と話が段々大きくなって、冷奴だけでは済まなくなりました。 で、今回の料理教室には、隣人のサリータとヒルダ、ボルダ庭園の芸術家仲間のブラ ンカ、それにベルタと、4人の生徒が集まりました。初教室ですから小手調べです。 主な材料: 豆腐: MORI-NUと言うカリフォルニアにある森永社製の密封長期保存 パック(一丁約18ペソ)。 みそ: 「信州仕立やまじるし」アメリカ製(907g入り約70ペソ) 醤油:: ペットボトル入り やまさ日本製(1リットル約60ペソ) 春雨: 台湾製(300g入り、23ペソ) (以上、1ペソ=約10円) そして、今回の献立表は以下のとおり: 1)冷奴: おろしたショウガとお醤油で食べました。ショウガは、スーパーのレジ の人も名前を知りません。ニンニクはよく食べますが、ショウガはあまり馴染みでは なく、今回、初めて食べた人も多かったですが、とても好評でした。 2)春雨サラダ: レタス、トマト、春雨 レタスは消毒液で消毒してから食べます。トマトはメキシコ原産の完熟トマト。匂い が濃いので、切っているとついつまみ食いしてしまう美味しいトマト。毛虫の気持ち が良く分かる。それに、もどした春雨を加える。 サラダ・ドレッシングは、おろしニンニク、醤油、オリーブ・オイルとレモン汁。レ モンは、レモンと言うよりライム。小さくて安いし、ちょっと苦味があって、超美味。 寿司飯を作るとき以外はほとんどお酢を使わず、レモンを使います。このドレッシン グは好評でした。 3)豆腐温野菜サラダ: ブロッコリとカリフラワーと豆腐 茹でたブロッコリとカリフラワーに豆腐の角切りをつけました。 サラダ・ドレッシングは、すったニンニク、マヨネーズ、ピックルスのみじん切り、 オリーブ・オイル、レモン汁を合わせて作った、サウザンドアイランド風ドレッシン グで、これも大好評。メキシコ人はブロッコリもカリフラワーも滅多に食べませんが、 カリフラワーを生で食べると言う人がいました。また、ブロッコリーがとてもきれい な緑色に茹で上がったので、驚いていました。メキシコ人は何でも茹で過ぎるので、 茶色っぽく、ぐずぐずになったのしか食べてないみたい。 4)味噌汁: 豆腐とキャベツ: 味が柔らかい白味噌を使いました。キャベツも メキシコ人はほとんど食べないようです。 5)中華風卵スープ:具は鶏肉、白菜(レタスでも良い)、セタ(メキシコのきのこ)。 インゲン豆と豆腐のスープに溶き卵。味は塩、コショウに醤油、ショウガのみじん切 りとごま油。でも味が薄くて失敗作。みんな、醤油をドボドボ入れて、食べてました。 6)野菜入りマーボー豆腐: 具は鶏ひき肉、豆腐のほかにモヤシとトマト。豆板醤 などの中華調味料がないので、味噌、オイスター・ソース、ごま油などを使いました。 メキシコ人はモヤシを食べる人はほとんどいませんが、モヤシを煮たり焼いたりする 人はもっと少ないです。でも、モヤシやアルファルファをジュースにして飲むという 人には何人か会ったことがあります。 こうして料理教室を実行してみて分かったのは、メキシコ人が別に野菜を嫌いという 訳ではないこと。だから、今回、教室をしてみても、豆腐や春雨も珍しいけれど、私 が用意した野菜も珍しかったみたい。メキシコには、私の大好物の根野菜、例えば、 ゴボウとか大根(ナボという小さな大根はあるけれど、味はカブに似ている)、レン コン、ショウガなどがないから、植物繊維をとるためには、更に大豆製品や豆を一生 懸命食べた方がいいでしょう。 オリーブ・オイルやオイスター・ソースなどは、スーパーでも売っているのですが、あ まり使ってはいないようで、ベルタの台所にもありませんでした。日本でなら、和風 味など、いろんな種類のサラダ・ドレッシングが市販されていますが、こちらでは手 に入らないので、工夫しなければなりません。その点、これらの調味料や、ごま油な ど便利で、体にも良いし、美味しい。また、味噌も彼らには初めての味で、心配でし たが、あっさりと「美味しい」と言って食べていました。 撮影は食べた後に思い出し・・・ みんな満足顔 6品も作ったので、お腹がいっぱいになりました。お豆腐も3個も使ったし、余ると 思ったのに、ブランカのご主人が途中から駆けつけて、一緒に食べたこともあって、 ほとんど全部食べきりました。私は本当に満腹したのですが、ベルタは「ご飯はない の?」と言うし、ブランカは「デザートは?」と言い出す始末。ちょっぴり中年太り になってきた彼女達、やっぱり、私とは食べる量が違います。 よく考えたら、うちに羊羹があったはず。これも豆製品ですよね。次回、料理教室が 万が一行われることがあったら、羊羹をデザートに出しましょう。甘さ抑え目の和菓 子を美味しいとおもってくれるかどうか? 実は、今回、この料理教室をする直前に、ニッポン放送の恭子さんから電話が入り、 以前にも出演したことのある、小林克也さんの番組に出演の依頼がありました。何か、 メキシコで流行になっている話題が良いとおっしゃるので、豆腐などの大豆製品と、 この料理教室を話題にすることになりました。前回は、初出演で超緊張しましたが、 今回はもう慣れたもの。多分、大丈夫でしょう。ぜひ、聴いてください。 ニッポン放送「お願い!DJ!小林克也のはっぴぃウィークエンド」(土曜日朝7時 から11時まで4時間の生番組)の中、日本時間5月22日(土)朝9:30から、 メキシコから電話で出演です。 担当の恭子さんに、「納豆はどうしましたか?」と聞かれました。そういえば、納豆 も豆製品。でもクエルナバカでは手に入らないから、私自身、ずっと食べていない…。 納豆食べたい。 おまけの話: またも会計係 アミーゴス・デ・ラ・ムジカの会計係を辞退して、やっと他人の金を数える人生とは 縁が切れたと思ったら、また別の会計係を引き受けてしまいました。 私達が住んでいるコンドミニオには12軒の家があって、庭などの共有部分が大きい ので、みなで管理しています。そこで、約1年交代で管理人が回ってくるのですが、 今まで管理人であったカサ1のカルロスの任期を満了に伴い、次期管理人の選出会議 が庭で行われました。12軒の家があっても、常に住んでいる人たちばかりではない ので、その点、管理人を選ぶのが難しいし、ここに住んでいる人たちは既に管理人を したことのある人ばかり。 幸運なことに、今回は、カサ6のセニョラ・イレネが管理人役を引き受けてくれまし た。しかし彼女もご主人と一緒に月に2度ほど週末に来るだけで、普段はメキシコ・ シティに住んでいます。そこで私が管理人補佐を勤めることになったのです。管理人 補佐の仕事は、月々の管理費を各ファミリーから受け取ること、庭師の給料を払うこ と、電気代や雑費などの支払いをすること等々。つまり、会計が主な仕事です。 実際は、私達は家主ではなく、賃貸なので、このような役割を負わなくても良いのか もしれませんが、既に10年近く住んで、みなの世話になっているので、やはり住人 の一人として参加しなければなりません。 ところで、5月ももう半ば。なのに5月分の管理費を払ったのは我が家だけ。私は常 に管理費は月初めに出していて、それが当然だと思っていたのですが、他の人はそう 思ってはいないみたい。今日にも払いに来るかと待ち侘びているのに、誰も来ません。 これぞメキシコ。 考えてみると、イヤだイヤだと言いながら、何かにつけて首を突っ込みたくなる性分 のようで、また人のお金を数え始めた私を、かずさんは笑っています。しかし、アミ ーゴスの会計係とは大違い、ここの住人達は、困ったことがあったときには助けてく れる世話好きな人ばかりで、心配なことは何にもありません。集合住宅では、管理費 を支払わない人や遅れる人などが必ずいるものですが、そういうことは、管理人のセ ニョラ・イレネが考えてくれるので、気が楽です。 表紙に戻る 感想箱へ進む バックナンバー#1 「運転しよう」から:何でもありのメキシコ式運転 #2 「猫」から:猫の獲物はどうする? #3 「免許証」から:ここでは買うんです #4 「仕事をしよう」から:押し掛け助手は大活躍 #5 「仕事をしよう」から:コンサート後のご馳走 #6 「仕事をしよう」から:黒沼邸でのミニコンサート #7 「スペイン語」から:無口な日本人 #8 「免許証から」から:車の所有税 #9 「クエルナバカ」から:蜂鳥 #10 「猫 パートII」から:捨て猫アナスタシア #11 「猫穴」から:アメリカ・ドライブ・転々旅行 #12 「女性」から:老化現象と更年期障害 #13 猪俣猛作曲「クエルナバカの碧い空」 #14 日本へ一時帰国しました/その他 #15 運転したら事故はつきもの #16 私たちの夏休み日記 #17 最近の感動:みんな生きている! #18 ホームページ1周年記念 #19 仕事人「かり」 #20「葛飾諏訪太鼓」の日々 #21 クエルナバカから謹賀新年 #22 薬の話 #23 社交サロンの話 #24 夏時間、ク日比較アンケート #25 母は強し #26 我が家のガーデニング #27 選挙裏話と日ク比較 #28 国際ピアノ・コンクール #29黒沼ユリ子さん邸CASA DE VIOLIN増築祝い−ペット・ロス症候群 #30 2周年記念・シドニーオリンピック・おまけ「スキャンダル」 #31 我が家に棲みつく魑魅魍魎、おまけの話「無料電話」 #32 私達のSEXENIO、おまけの話「歌のクラス」 #33「CREA」取材のコーディネータ初仕事、おまけの話 #34「日本週間」、おまけの話「コーディネータ、プロ宣言」 #35 ニューヨークの白い空、おまけの話「夏時間」 #36 巣立ちの夏 、おまけの話「民宿 かず」 #37悲しい話、おまけ:雑誌TITLE #38健康に自信がありますか?;おまけの話:TELECABLE INTERNET #39 コンサート・デビュー;おまけの話:テレビ番組の取材 #40 夏休み病気特集第二弾;おまけの話:テレビ番組の放送日程 #41 我が家の独立記念日、おまけの話:アメリカ・テロ事件 #42 続編:独立記念日、おまけの話:テロ事件のメキシコの反応 #43 犬を買いませんか? おまけの話:イダルゴ州の温泉 #44 日本メキシコ学院リセオで講演;おまけの話:2001年総括 #45 謹賀新年、 おまけの話:子供達の里帰り #46 ベラクルス珍道中: おまけの話: 月刊誌NOVARK #47 女性についての考察: おまけの話:日本一時帰国のお知らせ #48 一時帰国報告: おまけの話: JAL悟空格安チケット #49 「清流」とサッカーの話: おまけの話: かずの写真館 #50 7年半目の情緒不安定: おまけの話: 癒しのピアノ館 #51 ホーム・コンサート決行;おまけの話:帰ってきた子供達 #52 老人ホーム慰問コンサート; おまけの話:パパ訪問 #53 タマがうちにやって来た。おまけの話:慰問コンサート #54 私の公園デビュー、おまけの話: キャデラック売ります。 #55 売れた! おまけの話:今年一番長い夜 #56 タイ旅行報告、おまけの話:クリスマス・コンサート #57 NY息子救出作戦、おまけの話: レコーディングとラジオ番組 #58 タマ、おまけの話:ラジオ番組 #59 薬害?それともアレルギー、おまけの話:メキシコの苦悩 #60 最近読んだ2冊の本と戦争、おまけの話:リコーダー #61 気になる最新ニュース、おまけの話:最後のミサ #62 メキシコに住むということ、おまけの話: 日曜日も有料に! #63 200歳、200歳 2SIGLOS おまけの話: コンサート #64 夏休み雑感、 おまけの話: 稼ぐ! #65 繁子さんの死、 おまけの話: 扶養家族 #66 人生の節目5周年、 おまけの話: アミーゴスの仕事 #67 私はクエルナバカ、おまけの話:かずさんは日本 #68 返品自由、 おまけの話:みんな仲良く #69 年末・年始 雑感 − おまけの話:バイオリンの家での新年会 #70 スペイン語で講演; おまけの話: 大統領選 #71 シンプル・ライフ; おまけの話: ENGLISH JOURNAL #72 胸がドキドキ、おまけの話: 十二支の絵馬 |